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8月, 2025の投稿を表示しています

動画「日本のユリ」 貴重な記録映像 要保存

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  これは、とてつもない作品です! https://youtu.be/QtzvwGoi9_M?si=UVMVqiGd-w6CwHg2 大船フラワーセンターは1967年開業とのことですから、 おそらく1960年代末から1970年代に制作されたものでしょう。 名著「日本のユリ」の清水基夫先生監修の傑作です。 現在では撮影できない原生地の様子や祭りの風景が出ています。 たいへんに参考になります。 最後の数分に、昔のゴトウ花店が出てきます。

『瓶花挿法』 明治10(1877)年 細川潤次郎(吾園)による、文人花(ぶんじんばな)の虎の巻 現代語訳

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  国立国会図書館デジタルコレクション 『瓶花挿法』細川潤次郎(吾園、十洲)明治10年12月 (『瓶花插法』) https://dl.ndl.go.jp/pid/860971/ 十洲全集から『瓶花挿法』 https://dl.ndl.go.jp/pid/1021175/1/409 ●『瓶花挿法』をテキスト化して、書き下し文と現代語訳をつけたPDFを作成しました。 細かい間違い等、いくつもあると思います。ご自身の責任でDLして活用してください。 https://drive.google.com/file/d/1CtzhfEKgA6CwT1V-QTRVoXwuzwnhnM6v/view?usp=sharing 参考 袁宏道の『瓶史』に登場する植物をまとめて分析した資料 『瓶史草木備考 上下』 明治14(1881)年 PDF、htmlファイルで閲覧可能 https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo09/wo09_00071/index.html

JFTD(日本生花商通信配達協会)がはじまったいきさつについての伝説

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 【JFTD 日本生花商通信配達協会発足の伝説について】 六本木のゴトウの鈴木雅晴氏がGHQ関係の外国人からリーダーズダイジェストのFTDに関する記事を見せてもらったことをきっかけに、日本でも組織しようと動いて、1953年4月に発足した。 というふうに言われているのですが、 どんなに1945~50年あたりの記事を見てもみつかりません。 そのかわりに、 1953年の秋(JFTD発足してすぐ)の記事は見つかりました。 この記事は、まだ始まったばかりで加盟数が少ない時代に、 FTDやJFTDの仕組みについて案内をするよいテキストになっただろう と推察できます。まずは、日本のすべての都道府県に加盟店をおいて、 どんどん増やす。日本で通信配達のネットワークを作り、海外と結ぶことで、 海外からの注文ももっともっとたくさん受けられるようになる! つまり―― 「戦後間もない頃に英語版 RD を読んでインスピレーションを得た」という形で語り継がれたけれど、実際には、1953年9月号の Frank J. Taylor 記事が最初に出会った“決定打”だった。 JFTD が正式発足する同年のタイミングで、加盟店勧誘やビジョン説明のための格好の資料として、この英語記事(+日本語版抄訳)を活用した。 後年になるにつれ、その出来事が「もっと昔に読んで発案した」という形で記憶や物語として整理されていった。 こういう「創業期の印象的な記事=後に発案の源とされる」パターンは企業史でもよく見られるという。特に Reader’s Digest のような、当時影響力の大きい一般誌の記事は、社外向けの説得材料にもなりやすかったはず。 ●フランク・テイラーによる記事制作の時代背景など 確認できる史実 1. 英語版 Reader’s Digest における 1953年の記事 1953年9月号の Reader’s Digest に掲載された Frank J. Taylor の記事(“Their Business Is Blooming”)が、Interflora(FTD系の国際花配送ネットワーク)について書かれていた初出といってよく日本語版1953年11月号に抄訳されたものは、この英語記事がベースになっている。 2. FTD・Interfloraの業界的背景 マーキュリーのマークや「Say it with ...